酸化するって・・・
夏も終わりに近づき、昼間はまだ夏でも、夜は静かな秋の雰囲気になってきました。写真はガマの穂、なかなかしっかりした厚みのある感触です。ちょっとお見せしたくて・・・
先日、藍を染めていて思ったことがあります。
藍は葉っぱに色素になるものを含んでいて、それが酸化するとインディゴの青色が出てきます。生のまま染めると上品な水色(くわしくは私のhpへ)、醗酵させて藍をたてればあの紺色になります。生のままでは決して濃い紺の色にはなりません。
醗酵させるということ(つまり腐る)は菌がそこに繁殖しているということです。チーズやヨーグルトと一緒です。食べ物なら「旨み」、藍なら「色素」を凝縮します。そしてその「色素」が空気に触れると同時に、生っぽい緑色から青に変化します。オキシドール(過酸化水素水)を洗うときに少し入れると、酸化が早まり、より鮮やかな感じになります。しかし、ぐずぐず染めているとグレーっぽい色に、気が急いてちゃんと空気に当てないと緑っぽいかんじになります。これは酸化のさせ方の問題なのですが、ちょっと人生と似てるな~と思いました。グレーっぽい色も渋くて綺麗だし、緑っぽいのもちょっと変わっていて、悪いと言うわけではありません。酸化の速度や方法によって色が微妙に変わるのが面白いと思ったわけです。
「ゾウの時間・ネズミの時間」という本の中では、生物が天寿を全うしたとすればどの生物も同じ回数の脈拍を打つというようなことが書いてありました。人も息を吸って吐いて心臓が脈を打って体中に酸素を行き渡らせ、その繰り返しの中でいろんなことをして、年齢を重ねると病気になったり体が傷んだりして死んでいく・・・なんだ人も酸化してるんじゃない、ってそう思ったのです。自分自身もだんだん酸化していく・・・そうだったら自分なりの色を染めるように、自分なりの生き方をしようと思いました。
月曜日から結局二週間、デンマークとフィンランドに行くことにしました。自分の欲しいものは自分で探さないと!と思い強行に予定を立ててしまいました。以前から行こう行こうと思いつつ、でもいつも何らかで行けなかった・・・。準備万端とはいえませんが行けば何とかなるかなと思います。
« ホームページに追加! | Main | くまちゃん »
「Diary」カテゴリの記事
- すゑひろがりず、ご来店(2021.04.11)
- 臨時休業のお知らせ(2021.04.11)
- 静岡新聞「この人」に紹介されました(2020.11.10)
- 手の愉悦〜革新する工芸展 開催中です(2020.10.16)
- 令和2年度静岡県文化奨励賞の授賞式でした(2020.10.15)
The comments to this entry are closed.

Comments
「酸化の速度や方法によって…」私も、人間もそのとおり、普段の生活の仕方や考え方、食べ物などで、酸化のさせ方がまったく違ってくると思っています。
最近はLOHASなんて言葉も良く出て来て、北欧諸国もそういうところでも取り上げられるようになってますが、素材は素朴、でも噛めば噛むほど味が出てくるものばかりを集めた国の1つがデンマーク、そしてフィンランドかな…とも思います。
もう出発まで時間がありませんね! とにかく楽しんできてください。そしてあの…時間がもしあれば、卓上の手織り機(木製)なんぞが売っているものなのか、そしていくらぐらいで売ってるものなのかも見て来てくださると嬉しいです♪(ぅおおぉ~っ、何て厚かましい…)
Posted by: NASHIKO | September 03, 2005 07:52 PM
卓上織機は日本で手に入りますよ!多分そのほうが安いです。あと、どんなものが作りたいかで、色々変わってきますので、メールでもなんでもご相談ください。機織ってオプショングッズの多いものなんです。一緒に選んで、組み立てまで立ち会えると一番良いのですが・・・買ったもののそのままなんて人も結構いるんですよ。ははは。
Posted by: ユリ | September 03, 2005 09:51 PM